アーティゾン美術館で1月12日まで開催されていた「漂着」を見にいってきました。

こちらの展示はジャム・セッションという石橋財団とアーティストの共演の第六回で、共演されているのは以下のお二人です。
沖縄にルーツを持ち写真、ビデオ、パフォーマンスを駆使し沖縄の歴史、政治、文化を視覚的に探究する山城知佳子氏。
そして2008年に宮城県に移住し、その地に暮らす人々と出会いながら人間社会と自然の関り、何代にもわたる記憶といった題材を元に制作を続ける志賀理江子氏。
山城氏の展示は不規則に黒い布で区切られたスペースの中に、スクリーンが点在しています。
スクリーンにはインタビューや自然の映像、戦争の映像が流れています。
展示室内はとても暗く、映像は不連続的、閲覧する順路や映像の続きなどは明示されていません。
…いや、あったのかもしれないけど少なくとも私にはわかりませんでした。
志賀氏の展示は海の中に沈み込んだような展示。
入り口には難破した船の巨大なペーパークラフトが展示されています。
転々と置かれたマイクロビーズのクッションは自由に座ることができます。
マイクロビーズクッション自体も黒い袋に詰められた漂着物のようで、座るとますます海の中に沈み込むような、不思議な印象を受けました。
去年のうちに行こうかなと思っていたのですが、ずっと躊躇していた展示。
なぜなら精神的な負荷が強そうだったので!
去年の公私ともにバタバタしている状態では受け止められるとは思えず、年が明けて大分落ち着いた昨日やっといけました。
どちらも漂着し彷徨うような展示で、自分が異物になったようで、展示室を抜けて常設展示の階に移動した時ホッとしました。笑
展示内はどちらも撮影禁止なのですが、それでまた没入感が高まってよかったです。
そのくらい心がざわざわする展示だったので、去年行っていたら精神的に危なかったかも!
行けて良かったです!


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