東京都美術館で開催中の刺繍 針がすくいだす世界に行ってきました。

こちらは5人の作家の刺繍作品を展示を集めた企画展です。
刺繍という物理的な制約の大きい表現方法でも、こんなに様々なバリエーションがあるんだなと驚かされました。
第一展示場の平野利太郎さんと尾上雅野さんはともに日本画を学んでから刺繍の道に入ったそうです。
写実的で糸の光沢や立体感でリアルな質感を再現している平野氏。
毛糸や布などを用いて暖かみのある画面を作り上げている尾上氏。
それぞれ違った魅力のある作品になっていて、刺繍という表現の自由度の高さを感じることができました。



岡田美佳さんの暖かみのある日記のような刺繍作品もとても素敵でした。
日常や美しいもの、うれしかったものを切り取ったような作品で、見ていてとてもワクワクしました。
こういう地に足の着いた作品ってすごく好きです。

第二展示室ではまず伏木庸平さんのダイナミックな刺繍作品が展示されています。
かと思うと雑巾に刺繍⇒使ってまた刺繍という作業を繰り返したぞうきんというシリーズもあり、不穏なタイトルとともに気になります。

同じフロアでの望月真理さんの精緻で美しい作品も、とても印象に残りました。
細かいステッチを繰り返していているのですが、緻密すぎて一体どれだけ時間がかかっているんでしょうか…。
それでいてランプシェードやコートなどの実用品に加える装飾としての刺繍が、手仕事としての刺繍のあるべき姿という感じがします。


こちらの展示はゴッホ展の半券があれば無料で見ることができますが、私は半券がないので800円払ってみました。
でもとても楽しかったし、見に行ってよかったです!


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