さあ、あなたの暮らしぶりを話して

読書

今日はさあ、あなたの暮らしぶりを話して/アガサ・クリスティ―の読書感想文を書きます。
中東で発掘調査をする夫・マックス・マローワン氏についっていったクリスティー先生の旅行記兼発掘現場日記。
アガサ・クリスティ―先生は他に上下二冊分の自伝も出していますが、こちらの方が発行は早いです。

冒頭で旅行用の衣服を調達しようとするクリスティ先生。
マイサイズでいいものがなかなか手に入らず苦労するの、なんか親近感湧いてしまいますね。
この本にもグッチやサヴォイの名前が出てくるのですが、現代でもあるブランドやホテルの名前が出てくるのは不思議な感じがします。

このように超発展した近代の大都会ロンドンから一転して、掘れば掘るほどローマの遺跡が出てくる中東が舞台。

マローワン氏、ローマの遺跡嫌いすぎ!
いくら先生の専門じゃない分野とはいえ、それなりに古いモノをこんなに雑に扱っていいの!?と不安になってしまいます。
…まぁ、現代では許されない可能性がありますね。

面白いのは発掘現場の描写。
現地の人たち自由過ぎる!
すぐ喧嘩する!

アガサ・クリスティー先生の仕事道具はタイプライター一台。
現在でいうノマド・ワーカーのはしりのような働き方ですよね。
どこでも身一つでお金を稼げるスキルがあるのって強いなと思います。
マローワン氏の発掘作業を安心して続けられるのもクリスティー先生がベストセラー作家だというのも大きそうですしね。

宗教の違いやお給料にかかわる発掘物など、クリスティ先生の人物洞察がやっぱり光りますね。
考古学の専門家ではないだけに、視点が面白いなーと思いました。
クリスティー先生が発掘現場に行ってサボってる人チェック→夫のマローワン氏に報告というようなこともされていたそうですし、人間観察力がすごい。

この時期の発掘現場の様子や空気感を知るためにも面白い資料なのではと思いました。

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