オルセー美術館所蔵 印象派 室内をめぐる物語

美術館・博物館

国立西洋美術館で開催中のオルセー美術館所蔵 印象派 室内をめぐる物語を見にいってきました。

室内をモチーフにした印象派の美しい絵画が集まった企画展。
第一展示場から『有名な画家が有名な画家の肖像画を描いている』状態の絵が勢ぞろいで、ドガ、マネ、セザンヌ等の画家同士のつながり、関係性が見えて面白かったです。

目玉の展示のひとつはエドガー・ドガ『家族の肖像(ベレッリ家)』
ドガの叔母一家を描いたものです。

かなり大きい絵ですが、お澄まししたお姉ちゃんと、椅子に腰かけてそっぽを向く妹のかわいらしい姉妹が真っ先に目に入ります。
しかしよく見ていくと背後にそびえる冷めた表情をしている叔母と、背中を向けて所在なげにしている叔父が目に入ってきます。
家族の肖像という穏やかなテーマとインテリアの親密な雰囲気に対して、あまりにも冷め切っている!
なんかこう、リアルですね…。

この企画展で展示されている絵は1980年台後半から1900年代前半の作品が多かったのですが、室内装飾はかなり現代風で『ヨーロッパの素敵な家』の内装に近い印象。
逆に着ているものは、コルセットでウエストを極端に細く&胸を強調して、ドレスのスカート部分を膨らませたいかにも『昔の人が来ていそう』な服。

アルベール・バルトロメの『温室の中で』
バルトロメ夫人を描いた絵ですが、ドレスも現物が展示されていました。
心配になるくらい腰が細い!
儚げで美しい女性ですが、この後若くして亡くなってしまうそうです…。
佳人薄命ですね。

室内の絵いうことで、人物を描いた絵がとても多く展示されていました。
モデルの衣装やインテリアや小物なども描かれていて、容姿だけでなく性格や好みも伝わってきます。

また室内に飾るための絵も展示されており、それらはお花や果物などの明るい絵が多かったです。
当時の人の暮らしの様子が伝わってきて、西洋美術館に雰囲気がピッタリの面白い企画展でした。

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