映画『国宝』を観てきました。
三時間という時間があっという間…というか圧倒的に時間が足りない、大作でした。

この作品は、人間国宝となる立花喜久雄の人生を描いた物語です。
任侠の生まれでありながら類まれな美貌と天性の女形の才能をもった喜久雄。
実の両親を亡くした喜久雄は、花井半二郎という歌舞伎役者に引き取られ、芸に人生を捧げていきます。
とにかく吉沢亮がすごい…。
『たぐいまれな美貌』という言葉がこれほどふさわしい男性ってなかなかいないですよね…。
喜久雄の非人間的なまでの美貌にこれ以上ないくらい説得力が与えられています。
女形の演技も素晴らしい!
顔もなのですが、演技も本当に艶めかしくて美しいです。
横浜流星の俊介もとてもいいんですよね…。
お坊ちゃん育ちの甘さと鷹揚さがにじみ出ていて、これは無条件に愛されるというのが伝わってきます。
どんなに美しい顔をしていても表情豊かだと『美貌』とは表現されないのですよね。
藤娘や白拍子など同じ役を喜久雄と俊介が同時に演じるシーンが多いのですが、天女のように美しい喜久雄と愛らしい少女のような俊介という二人の対比が良く出ています。
それにしても、子供時代から晩年(国宝になるまで)を描いた作品なので時間軸が壮大!
そのせいか削られてしまった部分も多くてもったいないなと思いました。
俊介の怪猫みてみたかったですね…。
徳次も存在丸ごと削られたのは悲しいですね。
徳次がいないせいで市駒と綾乃母娘との関係も希薄になってしまい、最後娘が出てくるシーンにも唐突感ありますし。
それにしても、歌舞伎のシーンは本当に美しくて、板の上のシーンが多かったのはすごくいいなと思いました。
スクリーンで見られてよかった!


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