今日は葬儀を終えて/アガサ・クリスティの読書感想文を書きます。

この本は名探偵ポアロシリーズの25作品目になります。
ここまで来たか、という感じです。
あらすじは、大富豪リチャード・アバネスの葬儀に集まった親族たち。
その場で20年以上家に帰っていなかった末妹のコーラが不吉なことを言い放ちます。
『だって彼は殺されたんでしょ?』
そしてその末妹コーラは翌日死体で発見される…。
というあらすじ。
この作品、何か妙にクるものがあるんですよね…。
『彼は殺されたんでしょ?』以外にも、いつも言わなくていいことばかり言っていたという、本人もすぐ殺されてしまう末妹のコーラ。
私も割と余計なことばっかり言ってしまうのであまり他人とは思えません…。
コーラの家で家事手伝いをしていたミス・ギルクリストも、コーラとも私とも性格は真逆ですがなにか身につまされるものがあります。
コーラが全く人に気を遣わず余計なことを言うとすれば、ギルクリストは気を使いすぎて余計なことをいうタイプ。
口は禍の元というし、私もおしゃべりには気をつけようと思います。
大富豪の死、金コマの親族たち、大邸宅!というアガサ・クリスティ作品にはお約束の組合せ。
でもこの作品は何か一味違っています。
そして、個人的な感覚なのですが、この作品なんとなく…。
登場人物に感情移入できない!
同じく大金持ちの親族が死んで困窮するタイプの作品、「満潮に乗って」の家族とは真反対ですね…。
でも別にそれが悪いということはないんですよね。
むしろ「あえて登場人物を魅力的に書かないようにしている」という狙いもあるのかなという気もしますし、他の作品と差別化できて面白いです。
(でも故人のリチャード・アバネス氏は好人物だったっぽい)
(死んでるけど)


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